これからオンライン英会話を始めようと思い立ったとき、いったい何を用意すれば良いのかわかりませんよね。
このページでは、オンライン英会話を始めるときに準備するものやサービスの選び方、英会話フレーズなどを紹介していきます。
英会話を身に着けて、世界のどこでも・誰とでも生きていける力を身に着けましょう!
Contents
事前準備(絶対必要なもの)は3つ
オンライン英会話に必要なものは大きく3つです。
- インターネットにつながるスマホかPC
- スカイプのアカウント(もしくは、専用アプリ)
- ヘッドセット
オンライン英会話を始めるときに最低限必要なのがこの3つです。追加費用も1円もかからないので、必要な費用は純粋に「オンライン英会話のレッスン費用」だけです。
スマホやPCなどビデオ通話ができるもの
スマートフォンやPC講師と話すために最低限必要なものになります。後に詳しく説明しますが、オンライン英会話で使いやすい機器を順に並べるとすれば次のとおりです。
- ノートパソコン
- デスクトップパソコン
- スマートフォン
- タブレット
オンライン英会話をするときに必ずしもパソコンが必要な訳ではありませんが、あれば便利です。
たとえば、Googleで調べる代わりに電子辞書を使って調べることができますが、実際にどのように使われているかはインターネットで調べるほうが具体例が多くあります。
スマートフォンだと、アプリを一旦閉じてインターネットで検索する必要があるので、意外と不便に感じることもあります。
アプリを閉じてしまったせいで、通話が切れたなんてことになったらモチベーションが大幅に下がります。
一方、ノートパソコンやデスクトップパソコンなら画面が開いたまま検索できるのでアプリを間違えて消してしまうことがありません。
スカイプアカウントや専用アプリをインストール!
スカイプアカウントは、オンライン英会話で利用を指定されている場合は必ずインストールする必要があります。
また、スカイプではなくオンライン英会話が提供している専用アプリのインストールが必要な場合は、レッスン前にあらかじめダウンロードして準備しましょう。
ところで、なぜ他のオンライン英会話の会社が専用のアプリを提供しているかというと、スマホで受講する場合はオンライン英会話で使うレッスン教材をSkypeを見ながら確認できないからです。
教材を見ながら講師の顔を確認するには、教材を毎回印刷して手元に用意するか、PCで教材をスカイプを表示しながら受講しなくてはなりません。
オンライン英会話の会社で、スマホアプリを提供している会社については、以下の記事で詳しく解説しています。
スマホで受講したい場合は、スマホ専用のアプリがあるサービスを選ぶのがオススメです。
ヘッドセットがあると、音声がクリアに聞こえる!
ヘッドセットはあったものが良いと言っている人が多いですが、僕の場合は初心者であるほどヘッドセットは必須だといえます。
オンライン英会話では声を聞くこと、自分が話す内容が講師に聞き取れることが重要です。マイクではっきり聞き取れずに、何回も聞き直してしまっては時間の無駄になってしまうからです。
たとえば、自分の発音が”Right”なのか、”Light”なのかは、音声がかすれがちなスピーカーでは聞き取りにくいです。
オンライン英会話の受講がスムーズに進んで、1ヶ月早く上達できるだけでもレッスン代が浮くので、真っ先に導入する価値があるでしょう。
もしすぐにヘッドセットが手に入らない場合、マイク付きのイヤホンを使っても良いでしょう。
ただ、マイクの性能があまり良くないので、可能な限りヘッドセットがあると良いです。
必須ではないけれど、電子辞書があると便利!
もし用意できるなら、中古の安いものでいいので電子辞書があると便利です。
もちろんスマートフォンやPCでも不明単語は調べられますが、教材の予習をするときに不明単語の単語帳を手書きのノートで作る場合は便利です。
オンライン英会話に適した環境
最低限準備するものが整ったら、次はオンライン英会話を快適におこなうための環境を確認です!
結論から言えば、自宅でインターネット契約をして無線LANを使える状態、もしくはPCなら有線LANが使える状態ならOKです。
スマホとPCのスペック
スマホとPCのスペックですが、オンライン英会話はそこまで処理が重くなるわけではないので、高いスペックの機器を用意する必要はありません。
たとえば、僕が使っているパソコンは8年前に発売されたノートPCを使っていますが、オンライン英会話をするのにまったく支障はありません。
「なんだかパソコンの調子が悪いかも?」と思う人もいるかも知れませんが、パソコンの隙間にエアーダスターを吹きかけてファンの埃を飛ばしてあげると、サクサク動くことがあります
また、スマートフォンも2016年以降(iPhone7, iPhoneSEなど)発売されたモデルで問題なく実施することができました。
では、次にネット環境について確認してみましょう。
ネット環境と通信スピード
ネット環境はスマートフォンの通信よりも、自宅やカフェなどWi-Fiが繋がっている環境の方が良いです。
これは、Wi-Fiのほうが通信速度が安定しているため、通信中に途切れるようなことがないからです。
多くのオンライン英会話で、推奨のネットワーク通信速度が「5Mbps」以上となっています。
通勤時間帯やランチの時間は回線が混雑するからあまりオススメできません。また、集合住宅など回線が密集している場所で不安があれば、YouTubeが安定して見れるか確認してみましょう。
参考までに、オンライン英会話のビデオ通話で消費するデータ量は次の通りとなっています。
ビデオ通話時間 | データ消費量 |
5分 | 20MB |
25分(1レッスン) | 100MB |
200分(8レッスン) | 800MB |
750分(30レッスン) | 3GB |
自宅でインターネット回線を引かずに、携帯会社の大容量通信プランを契約している場合もあるでしょう。
その場合、オンライン英会話の月8回プランで約1GB、毎日プランで3〜4GB消費する前提で考えておくといいでしょう。
携帯会社と契約しているプランと照らし合わせながら、スマホの通信での受講で問題ないかチェックしてみましょう。
オンライン英会話を始めよう!
事前に準備することと、通信速度を確認した次は、いよいよオンライン英会話の会社選びです。
オンライン英会話の会社も大小含めると100社以上あるため、どれから試したら良いか迷ってしまいますよね。
オンライ英会話を始めるときは「レベル」「回数」「費用」の3つを目安に決めると良いです。
レベルは背伸びしないで自分にあったものを選ぶ
英会話を勉強するうえで重要になるのが「継続」することです。
極端な話ですが、1ヶ月でやめてしまった人と1年間続けた人とでは雲泥の差が出ます。
僕も最初は背伸びして中上級からはじめましたが、不明な単語が多すぎて予習の段階から悪戦苦闘していました。
1週間もしないうちに楽しくなくなってしまったため、思い切って中級に落としたところ、分からないところが一気に減り、「英会話すげぇ楽し〜!」と重いながら受けられるようになりました。
最初は無理せずに「楽しく受ける」ことを意識して選ぶようにしましょう。
週2回(月8回)から始めると挫折しにくい
英会話を沢山話せば話すほど上達が早いのは間違いないのですが、最初に無理しすぎて英会話が苦痛になってしまっては意味がありません。
ただ、月に1回・2回の頻度にしてしまうと英会話を学習する習慣がつきません。
そこで始めたての人にオススメの頻度が週2回なのです。土日に1回ずつでもいいですし、平日1日と休日1日という組み方でもOKです。
数カ月間試してみて、物足りないと感じてきたらレッスン頻度を上げるようにしましょう。
費用は安さを追求しすぎない
オンライン英会話は安さを追求しすぎると、満足なサービスを受けられない可能性があります。
たしかに、書店で教材1冊を買えばできる勉強とは違い、オンライン英会話は実際に対人で話すため、月額費用が書籍に比べて高くなるのはどうしても避けられません。
オンライン英会話にも金額の高いものから、安いものまでありますが、金額の違いはおもに次の3点によるところが大きいです。
- ネイティブより、フィリピン人の方が安い
- 教材が充実しているほうが費用が高い
- 日常英会話より、ビジネス英会話のほうが高い
ネイティブとフィリピン人の英語の大きな違いは、「正直そこまであるかな?」と思ってしまいます。
英語は世界共通言語なのでネイティブ・非ネイティブに限らず通じることが重要です。
フィリピン人も、日本人が学校で英語を学ぶような感じで英語学習をしています。ネイティブのように生まれた瞬間から英語に囲まれて生きてきたわけではないのです。
そのため、単語や文法を覚えるコツはフィリピン人のほうが熟知しているため、わかりにくい表現が少ないです。
このように、オンライン英会話のサービス内容によって月額のレッスン費用が変わってくる点を押さえておきましょう。
ただ、ほとんどのオンライン英会話の企業がなんらかの無料お試し期間を設けているので、積極的に試してみるのもありです!
各社のお試し期間を試してみるだけでも、1ヶ月毎日丸々受講できてしまいます。
好きな時間にレッスンを予約をする
サービスに申し込んだら、次はレッスンを予約する番です。
レッスンは基本的には自分の生活リズムに合わせて予約していけばOKです。
一つの例として、僕がレアジョブでフィリピン人のオンライン英会話を受講したとき、講師は大雑把につぎのような傾向があるように見えました。
- 朝→教授、出勤前のビジネスパーソン
- 昼→育休中のお母さん
- 夜→ビジネスパーソン、学生
オンライン英会話によっては、専業の従事者がいるサービスもあります。レッスン可能時間をチェックしながら予約を進めるようにしましょう。
オンライン英会話で役立つフレーズ集
オンライン英会話の予約を終えたら、次はいよいよ実践です!
最初は「話せなかったらどうしよう……」と不安になりがちですが、予約までたどり着いた時点で自分を褒めてあげましょう!
英会話を始めようと思っても、最初の情熱を持ったまま始められる人は少ないです。レッスンまでたどり着いただけでも、他の人よりもおおきく成長しています。
ただ、丸腰でレッスンを受けるのも不安かもしれませんので、以下の役に立つフレーズを使って最初のレッスンを乗り切ってみて下さい。
- Nice to meet you! My name is……(はじめまして!私は……です)
- How was your day?(今日はどんな日でしたか?)
- What do you do after your job?(仕事の後は何をしますか?)
- What is your hobby?(趣味は何ですか?)
- Could you tell me your favorite place?(お気に入りの場所はどこですか?)
- How can I speak English well?(どうすれば英語が上手に話せますか?)
講師からの質問がわからなければ、次の表現を使って聞き直してみましょう。
- Could you say it again?(もう一度言ってもらっていいですか?)
- Could you tell me the spell in the chat box?(チャットでスペルを教えてくれませんか?)
聞き直すことは恥ずかしいことではありません。わからないことを放置したままにしないで、どんどん書き記しておくようにしましょう。
【事後確認】オンライン英会話は続けられるかチェック
レッスンを終えたら、レッスン内容を振り返ってみましょう。
- 分からない単語
- 講師は何の話をしていたか?
- 指摘されたポイントは何か?
これらのポイントを一つずつノートに書いておくと、復習のときにサッと見返すことができます。
また、レッスンを2〜3回受けてみて先生の雰囲気や教材、アプリが使いやすいかもチェックしましょう。
ある人には「使いやすい!」と思えるサービスでも、別の人には「なんか使いにくいな……」と思うこともあります。
身も蓋もないはなしですが、語学の道に近道はありません。
残念ながら、聞くだけで英語が話せるようになることは決して無いのです。
出典:Wikipedia
極端な例ですが、文字の意味が日本人にはさっぱり分からない「サウジアラビア語」や「タイ語」を聞いただけでは、絶対に話せるようにならないのと同じです。
そのため、レッスンごとに面倒でも復習する必要があるのです。
また、難易度が難しすぎないかもチェックしてみましょう。
たとえば、1時間の中で全く話せなかった、テキストの意味が分からなかったのであればレベルが高すぎる可能性があります。
たしかに、ちょっと背伸びして難しいレベルに挑戦してみるのは大切ですが、英会話の場合はわかる言葉をなんとかつなぎ合わせながら話すことが大切になります。
そのため、分からない言葉が出たときに、聞き返して、別の言葉で理解できれば良いですが、それでも分からなければレベルを落とし続けやすい状態にしましょう。