これから英会話を学習しようとしている人で、オンライン英会話と短期留学のどちらがいいのか悩んでいるかもしれません。
せっかくお金を払って始めるなら、なんとしても結果を出したいですよね。
このページでは、僕が英語短期留学でフィリピンへ行った経験から短期間の留学で能力を伸ばせる人はどんな人か解説していきます。
また、能力を伸ばすためにどのような基準で選択肢たら良いのかも考察していきます。
Contents
僕がフィリピンの短期留学へ行った理由
僕がフィリピンへ短期留学を行こうと思った理由は、英語だけの環境に置かれたときにどこまで通用するか試してみたかったからです。
大学や会社にいるときは、最悪の場合は英語ができる同僚や先輩に頼ってその場を凌ぐことができていました。
また、失敗することに対して異常な恐怖心があったと思います。なんというか、失敗すると「あーあ、そんなこともわからないの?」と思われるのが心配だったのです。
そのため、分かっている表現でも間違っていることを恐れて、自分では発言しないようにしていたのです。
しかし、このままではいけないと思い、会社に無理言って消化せずに残っていた有給3週間分を使って、語学短期留学へ行くことにしました。
実際にフィリピンへ行って学んだのは、英会話のテクニックだけではありませんでした。それ以上に学べたのは、英語は「人」と話すための手段であって、目的ではないことでした。
もちろん、大前提として単語や文法を知っていることが最低限求められます。
短期留学のメリットは「場数」を一気に踏めること
短期留学最大のメリットは、知っている知識の中でその場で使える表現を無理矢理にでもひねり出す練習ができることです。
英会話がペラペラと言われる人は全員が、難しい単語や複雑な文法ルールを知っているわけではありません。
多くの人は、知っている表現をうまくつなぎ合わせて英会話の場を切り抜けているのです。
短期留学はこの知っている表現を「拡張する」のに役立つ場です。
「この言い方をすれば伝わるかも」
「この単語は会話では使われないのか」
このようなことも、実際に対面で話したほうが表情の変化を読み取れたり、即座に指摘してくれたりするため身につくのが早いのです。
英語は、自分の意見を主張する事が重要
英語の短期留学で学んだのは、英語は自己主張をするのが重要だということでした。
なぜなら、英会話は白黒はっきさせる傾向が強い言語だからです。
日本は対立しない、中立が望ましい場面が多いです。
一方、英語の場合はシンプルに、最良の選択をするために自分の意見を主張します。
対立してしまったとしても、不毛な付き合いをしなくても済むのです。
短期留学は語学初心者には向かない
僕がフィリピンのセブへ語学短期留学に行ったとき、1週間、2週間のプログラム終了時に英会話力が上がっていた人は10%以下でした。
1日のスケジュールは、45分授業が7レッスン、週5回もあったのにこの状況だったのです。
では、何故こんなに上達する人が少ないかというと、周りが日本人ばかりになるからです。
日本人ばかりが集まってしまうと、どうしても日本語の会話になりがちです。
「〇〇先生は厳しい」
「空調の調子が良くなくて、集中できなかった」
このような、英会話力向上とは無縁の会話になってしまうのです。
さらに、一歩外に出れば飲食店やショッピングモールがあるため誘惑が多いです。そのうえ、自信のない生徒ほど寂しさを紛らわせるために、一緒に行動したがります。
また、明確な目標を持ってきているわけではなく「フィリピンにくれば英会話が上達すると思ってきた」という人ほど伸びません。
結局、レッスンは首を縦に振るだけで授業が終わるだけで学んだ気になってしまうのです。
このような経緯があるため、初心者ほど学ぶものが少ないため短期留学がオススメできないのです。
フィリピン短期留学は日本人向けは優しく、韓国人向けは厳しい
日本人向けの短期留学は、超がつくくらい緩いです。もう、びっくりするくらいユルユルです。
たとえば、宿題を忘れてしまっても「仕方ない」くらいで済ませてもらえます。
先生も生徒が話せないことが分かると、一方的に話して授業が終わるなんてことが頻繁にあります。
1週間でも航空運賃や合宿費を合わせても10万円は下回らないため、学校側にとってはありがたい話なんですよね。
極端な話、学校側は収入がしっかり入ればいいですし、緩くないと日本人が来てくれないため儲からないのです。
でもこれって学習する日本人側にとっては嫌な話ですよね。英会話力を伸ばすために短期留学しているのに、自発的に動かないと伸びないのです。
一方、韓国人向けの短期留学はめちゃくちゃ厳しいです。現地でも、夜中に窓から逃げ出す人がいるくらい厳しいそうです。
ただ、これだけ厳しくても韓国からの入学希望者は殺到します。
韓国は日本以上に学歴社会なので、給料が高い一流企業に就職か転職する場合、TOEICのスコアや英会話力が高いのが前提です。
またグローバル化で、海外に躊躇せず行ける人材は有能な人材とみなされます。
短期間で厳しくても、韓国人向けの短期留学は明確な目的と報酬があるため、厳しくても歯を食いしばって耐えられるのでしょう。
結局のところ、短期留学の短期間で実力を伸ばせる人というのは、黙々と自分の課題を見つけて克服できる人です。
文法や品詞の意味が分からないと、お金の垂れ流し
実際に授業を受けると、日本語が一切使われないことに驚く人が多いですが、それ以上に文法の説明を講師は頻繁にします。
たとえば、次の単語の意味は分かるでしょうか?
- Subject
- Verb
- Object
日本語に訳すと、上から「主語」「述語」「目的語」になります。いわゆる中学校で勉強したSVOのことですね
自分で会話文を作ったり、英作文をするときはこのような品詞の知識が必要になります。
講師も短期留学では英会話や作文を品詞を理解していることを前提に話すため、知識を身につけた前提でいかないと無意味なのです。
急激に実力を伸ばした人は変人ばかり
では、フィリピン留学で急激に実力を伸ばした人はどのような人かというと、単語・文法・品詞の知識を持ってメリハリつけて黙々と予習と復習をしていた人です。
たとえば、土日はフィリピンの観光を思いっきり楽しむかわりに、平日はボッチになって勉強漬けになっていました。
実際、僕も入学式で仲良くなった人はいましたが、休日の予定以外の話はしていません。
人脈の重要性を語る方もいますが、英会話力を高めるために留学しているのに、勉強しない人との人脈が築きたいのか疑問です。
日中のレッスンで自分がどうして間違えたのか、単数と複数の間違えは何を意識すれば回避できるか試行錯誤しています。
成果を出すのが10%程度なので、成果が出ない90%の人からすると変わった人に見えるのです。
9人がレッスンが終わった後で飲みにいく一方、1人は黙々と復習しているのです。
(僕も9人の方になりがちだったので、最初はあまり効果が出ませんでした)
ただ、多くの人は周りの目が気になることもあるため、自信がない人ほど自分を追い込むのが難しいのではないでしょうか?
自宅なら、言い訳ができずに追い込める
一方、自宅であれば人目を気にせず思いっきり会話することができます。
いい意味で、自分を英語しか話せない環境に追い込むことができます。
自宅で黙々と勉強することができるため、勉強しない人の意見や視線を気にする必要がないのです。
発生練習も恥ずかしがる必要もなく、独り言のようにボソボソ言えるため成長が早いです。
これらの経験を踏まえて、語学短期留学で結果を出すのであれば、めちゃくちゃ厳しい学校での短期留学をオススメします。
また、単語を英英辞典で調べて分かるかどうか、文法や品詞の話を英語で言われて理解できるかどうかも、短期留学に行く基準にしてもいいでしょう。
まとめ
ここまで、私が短期留学にいってきた感想も踏まえて解説してきました。
最初のステップでオンライン英会話、自信がついたら語学短期留学という流れが理想の流れだと思うので、参考にしてみて下さい。